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Terres de Venus「ヴィーナスの土地」
「ヴィーナスの土地」の冒険
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Terres de Venus
はじめに
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 私たちTerres de Vénus  (テール・ドゥ・ヴェニュス)、「ヴィーナスの土地」がぶどうの原種とみなされる野生ブドウ、Vitis vinifera subsp. sylvestrisを植えたのは、フランスの南西部の地方です。食物の遺伝子の組み換えが行われる時代にあって、「ヴィーナスの土地」のブドウは、皆様を21世紀の大きな課題となるであろう、あるこころみにお連れしようとするのです。それははるか昔の遺伝子型を保護するこころみです。

 

 野生のブドウは、代々受け継がれてきたブドウ畑の生き証人とも言えるもので、その跡をたどっていけば、遠く前史時代にまでさかのぼります。

 

 つまり、「ヴィーナスの土地」は、皆様に未曾有の経験を提案しようとしているのです。それは有名な遺跡のある貴重な場所、ブラセプイで、その遺跡と同じほど古い、野生のブドウをワインに仕上げるための各段階に、ブドウの栽培者としてご参加いただくという提案です。

 

 これは栽培されたブドウの果実を買うというのではなく、野生のブドウの保護活動に参加して、ブドウ栽培の喜び、期待、不確実な収穫への不安までも共有してみませんか、というお誘いです。

 

ブドウの起源をご理解していただくために、若干の説明をいたしましょう。ブドウは2種類の亜種に分れます。

1つは野生のブドウの分類、vitis vinifera L. subsp silvestrisです。略してvitis silvestris

一方、栽培された亜種であるvitis vinifera L. subsp vinifera (subsp sativa) は、通常vitis viniferaと呼ばれます。

 

 ブラセプイのような前史時代の遺跡を残す場所での、野生ブドウからのワイン作りは、文化遺産としても、また科学の面でも大変興味深い事柄です。それは5000年前に生きていた私たちの祖先が、野生のブドウを、栽培されるブドウへと変えていった経験を追体験することでもあります。

 

 野生ブドウの大部分は雌雄異株で(つまり雄の樹と雌の樹がある)、一方、今日栽培されているブドウは雌雄同株です。ヨーロッパの野生ブドウは、まれな窪地にしか存在せず、ピレネー山脈がその西の極限です。19世紀以降、病気やさまざまな荒廃の原因(へど病、うどん粉病、根油虫など)、そしてとりわけ人間による伐採や除草剤の使用などが原因で、野生のブドウは減少し、いまやほとんど消滅寸前の状態にあります。

 

 「ヴィーナスの土地」は、前史時代の名残のあるこの地方で、忘れられた味と香りを再発見しようとするのです。